伝える努力

マーケティングの一つの側面として、
「流行(はや)らせる」部分があると以前言いました。

商品を持つ事や、サービスを受けた事が、
ある種の「格好良さ」を持つまでになった時、
マーケティングとして一つの成果をあげた事になり、
「流行」としてムーブメントが起きだします。

自分は学生時代にバンドをやっていたのですが、
井の中の蛙だったので、
自分ほどブルージーで歌が上手い
19歳はいないんじゃないか?と
チラッと思った事もあります。

今となれば恥ずかしい話しですね(笑)

でも、売れるどころか、
1000円支払って来てくれる
客を呼ぶのでさえ難しいのが現実。

もし、アーティストとして売れるなら、
技術うんぬんよりも、
チケットを喜んで買うマーケットを
どれだけ保有するかがかなり大きい。
「アイツを知る事が格好いい」と
思う人がどれだけいるか。

厳しく言うと、そこまでいかなければ、
無料でも2時間といった
時間を費やす気になれないんです。

音楽に限らず娯楽系は厳しい世界で、
高いお金を支払ってでも行くか、
無料でも行かないか、
の両極端な部分があります。

こういうと、「本物」は売れないの!?
と、アンチお金主義の意見が聞こえそうです。

でもね、マーケティングというのは、
消費者にベクトルが向いているんです。
マーケターの自分としては、
極端な本物主義は傲慢・利己主義だとさえ感じます。

その「格好良さ」を相手が伝わるように伝えているか?
本当に消費者が求めているものを提供しているか?

もちろん、客に媚(こび)を売れというのがマーケティングじゃありません。

相手が価値が分かるように伝える努力を怠るな、という事です。

ダイレクトに「格好いい」理由を伝えれば認識する人もいれば、
マーケティングテクニックを必要とする消費者もいる。
オピニオンリーダーが動く事で初めて注目する人もいれば、
完全な流行になった時点で便乗する事で快楽を得られる消費者もいます。

彼らそれぞれの人生の楽しみ方なので、
「流行を追う人」を馬鹿にする人こそ愚か。

「言わなくても分かってよ!」
「これが分からないんじゃダメだ!」ではなく、
「どうやったら伝わるか???」

これが商売には大事。

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