仕事をする上で、必ずぶつかるのが、上司と部下の摩擦。
要求された事をしっかりやったのに、もっと融通を利かせろと怒られる。
仕事は自分から動け。先手先手を読んで動け、といっても良く分からない。
そんな状況がよくあると思います。
最近見た映画ではアン・ハサウェイ主演の『プラダを着た悪魔』なんかは、
意外とリアルにそんな上司と部下のやり取りをあらわしているかもしれません。
映画の中で印象深いシーンで、1度の失敗も許さない上司から
数時間以内に「ハリーポッター」のまだ発売されていない新作の原稿を手に入れろ、
という絶対無理な命令をされます。
もはや解雇宣告に近い要求に対し、
幸運に恵まれた主人公は何とか手に入れてもって行きます。
褒められると思って意気揚々と向かう主人公。しかし、悪魔な上司は、
『双子の娘に見せるんだから、1部じゃ足りない。何を考えているの?』
と、何としてでも荒を探したい様子。
しかし、ただじゃ終わらない悪魔の上司の要求に泣いてきた主人公は、
『2部コピーしたものを製本して双子の娘に既に渡しています』
と、やり返し、散々泣かされてきた頃との変化を見せ付けます。
あっけに取られた上司も、それをきっかけに次第に主人公の評価を上げていき、
いつの間にか、一番信頼される部下になっていた・・・・というお話し。
(その後も大どんでん返しがあります)
こんな映画のような無茶な命令はまず無いでしょうけども、
上司が『またかよ~』って思うような、追加要求をする事ってありませんか?
でも、『またかよ~』と思うって事は、実はその上司が言う事は予測ついているんです。
ただ、それを要求されるまで待つか、予測してやってしまうか。
たったそれだけで人からの評価は雲泥の差が出来てしまうんですよね。
気を利かせたつもりが、「お前は黙って言われた事だけやっとけ」的に
どんな行動をしても怒る石頭な上司にぶち当たる事もあるでしょうけど・・・・。
でも、嫌味な上司には、嫌味なほど気を利かせて自己主張するのもアリですよね。
職場は戦場。学校教育で習った謙虚さもたまには開放しなきゃヤラレちゃいます。
悪魔な上司と当たってくじけそうな時に『プラダを着た悪魔』はオススメの映画です。