営業やマーケティングに携わる人なら、
1度や2度は聞いた事がある教訓。
靴を履かないアフリカへ行った営業マン2人。
Aは、「駄目だ、靴を履く概念の無い人に靴は売れない」と感じる。
Bは、「素晴らしい、これだけ売る相手がいる」と感じる。
恐らくフィクションですが要は、
「こんな商品、誰も買うはずがない」
と弱音をはくヘタレ営業マンへ
「もっとポジティブに考えろ」という教訓ですね。
でも、全く文化が無い所に新しい文化を持ち込むのは本当に大変です。
文化が無い = 無くても平気(生きていける)
これなんです。
この図式がすべて。
靴の教訓で言えば、
素足が怪我しないようにと安全面から売り込むのでしょうけど、
それは今の僕らに
ウィルスから身を守る為に外出する時は防護服を買いましょう。
というぐらい、
彼らの文化には非常識かもしれません。
普通に売ったら90%割り引いたって売れないでしょう。
そんな難しい状況に対してポジティブになれ、
というのも、なかなか酷な話し・・・。
でも、そんな風に
「相手にメリットがある」
という仮説と信念の元、
新しい文化を広めたり流行らせるのもマーケティングの一つです。
大なり小なり、靴の教訓のような状況にぶつかるのが商売。
こんなに凄い商品だけど相手には分かってもらえない歯がゆさ。
それを、どうやって流行らせるか・・・・
マーケターとしての仕事の醍醐味です。