中小零細だってブランディング!

コラム

ブランディングは、
業種によっては飽きるほど聞いてると思いますが、
ちょっとあまりよく分からないな、という人に向けて書いてみます。

 

|ブランディングって何?

ブランディングは、
ブランド+ing。

その名の通り、何かをブランドにする作業

では、ブランドといったら何を思い浮かべますか?

スポーツやっている人なら、アディダスとかナイキとか。
お酒好きな人なら、ドンペリとか森伊蔵とか。
ファッション好きの人なら、ヴィトンとかグッチとか、
乗り物好きなら、ランボルギーニとかハーレーとか。

2013年のブランドランキング

他にも色々あると思いますが、
とにかく、
ブランドでぱっと思いつくのは高級なイメージじゃないでしょうか?

だから、中小零細の方にブランディングしましょう、
と言っても何すれば良いの?となってしまいます。

でも、ブランド = 高級 じゃなく、
ブランド = 個性 なんです。

小学校の頃
駆けっこなら鈴木君が速いよねー、とか。
絵を書かせたら渡辺さんが一番だね、とか。
勉強だったら菊池君。きっと彼は東大行くよ、とか。
太田さんの歌はホント感動するよ、とか。
名前を聞いたら、ぱっと思いつくイメージがあるコがいたと思います。

それこそがブランドです。

余談ですが、あだ名をつけるのが上手かった人は、
多分ブランディングの仕事も上手な気がします。

|ブランディングで目指す目標

広告業者や企業マーケティング担当者にとって
ブランディングでの目標の一つは、
「〇〇といえば△△。」という風に商品名を聞いたら、
イメージがすぐ思いつける人口を増やすことです。

AIDMA理論では、
消費者は、
Action(購買)の前に
Memory(記憶)されているとあります。

いざ、△△を購入する時になったら
XXは知らないから、記憶している〇〇を選ぼうとなれば、
売上は飛躍的に変わるというのです。

素人が見たら似たり寄ったりな商品・会社って多い。
そんな中で違いを明確にするのが
ブランディングの大きな目標の一つ。

差別化していく方向が明確になれば
ビジネス自体の方向性も定まるし、
とてもとても経営に影響を与える部分です。

ブランドといえば「高級品」となるのは、
高級な物は誰にでも分かりやすいし説明しやすい「個性」だからです。

でも、分かる人が多い「個性」は競争相手が必然的に多く、
「高級品」をいきなり売って成功するのは至難の業。

|中小零細でのブランディング

中小零細のブランディングを考えた場合、
よく言うランチェスター的な対策になります。

半径2km、人口5000人をターゲットにしてブランディングする。
全国の5000人しかいない欲求をターゲットにメディアを使ってブランディングする。
知る人ぞ知る狭い範囲の「個性」に育てる作戦になります。

中小は広告に予算はあまり使えませんので、
限定的にターゲットを絞らなければなりません。

|中小零細のWEBブランディング その1

ボクの本業はWEBなのですが、
まずブランディングで外せないのは、「キーワード広告」です。

たとえば、「下落合 弁当屋」という検索キーワード。

これが、どれだけ安く出すことが出来るかは、
一度キーワード広告やれば分かると思いますが、
この手のキーワードなら1か月1万円用意すれば出せます。

わざわざ、こんなキーワードで検索するなんて、
よっぽど明確な欲求があるんですから、
毎回広告が出れば、確実に印象付けられます。

|中小零細のWEBブランディング その2

次にブログです。

WEBサイトまで誘致したら、
ただ価格があって地図があってじゃ個性はゼロ。

ブログの良いところは、
ホームページと異なり、くだけた表現が出来る事。
アナログな個性がにじみ出るので、読み手に親近感を与えます。

一日に数十人しか来ないサイトでも、
ニッチの中でブログがブランディング力を発揮します。

|WEBブランディングは安いものが多い。だからまずやる。

他にもWEBでは、やれる事は色々あります。

ブログなんて自己満足だよー、とか、
SNSでは、よくサムい投稿見て、ああなりたくないと思う、とか、
そもそもボクはアナログ派なんだ!などよく聞きます。

大丈夫です。
それらは、極々普通の感覚です。
これまで数百のお客さんの過半数がブログやSNSが大嫌いでした(笑)

でも、これらは無料です。
とにかく前向きな仮説を立てて、やってみましょう。

ホームページを作る時に、
何度もしつこく、お客さんに質問する事があるのですが、
結構、真剣にこのお客さんの「個性」をどうしたら伝えられるかなー、
と考えています。

ほんと一文加わるだけで、
「これは共感できる!」と感じる人が一人でも増えたりするんです。
全然反応が変わるもんなんです。

ぱっと見、そこまで違いが無いところにこだわるせいで、
ホームページが出来上がるまでに
とても時間が掛かる事もあるので、
お客さんもイライラする事もあります^^;

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