WEBサイトをカテゴライズすれば広告ですが、
広告というものは人の目にさらされて価値を発揮します。
その人の目にさらされる機会を表す指標で
リーチ(reach)とフリークエンシー(frequency)というものがあります。
リーチは何人の目に触れたかの数値
フリークエンシーは各人が平均何回触れてくれたかの数値です。
図にすると以下のようなイメージです。
横軸がリーチ(reach)で、縦軸がフリークエンシー(frequency)なのですが、
GoogleAnalyticsでいえば、
セッション(またはユーザー)がリーチで、
ページ/セッションがフリークエンシーです。
リーチが多いほど広く知れ渡ったという事で
広告は読んで字のごとく広く告げる作業なので
リーチの重要さは大抵理解してもらえます。
見られる回数が広告費に関わる為、
1人に10回見せるも、10人に1回ずつ見せるも費用は変わらなければ、
フリークエンシーが軽視される事も少なくありません。
でも、何度も同じコンテンツを見るという事は
好きな映画は何回でも見れるのと同じように熱狂している可能性が高いです。
フリークエンシーが多いほど熱狂している人が多いという事です。
既に世に広まっている商材であれば
リーチを伸ばせばチャンスが増えます。
サイトを見ればサービスをすぐ理解できる土壌があるので
広告やメディア、代理店も使って、とにもかくにも露出です。
まだ誰も扱っていない商材であれば
フリークエンシーを伸ばせばチャンスが増えます。
露出が幅広い事は大事ですが、
得体の知れない商材は買わずに素通りされます。
予算配分を考える場合は熱狂させる方が先です。
商売的な観点でいうと、
既に世に広まっている商材を扱う前者は
安く始められて、出資者も募りやすい。
ただし、成功しても競合との競争が大変。
つまり「その他大勢」の一社です。
競争して打ち負かす事が楽しいアスリートタイプには
向いている商売方法だと思います。
そういう方はリーチ数の伸び白で自分を鼓舞しましょう。
誰も扱っていない商材を扱う後者は
成功したらイノベーターとして一世風靡できますが、
成功する確率よりも失敗する確率の方が遥かに高い。
収益が出るまでお金や時間が必要です。
とにもかくにも、自分は特別なんだと証明したい人に
向いている商売方法だと思います。
そういう方はフリークエンシーの伸び白で自分を鼓舞しましょう。