昨日からSNSで賑わうツイートが以下
これを1万で作れといわれた。
もうなにもできない pic.twitter.com/9nppsEinul
— 骨オヤジ (@honeoyaji) 2016年10月10日
「ケンタギドラ」を1万円でテレビ制作会社に発注されて悲しみを感じているそうです。
14年以上後ろ指さされ、偏見と戦い、独学で勉強し、孤独な環境で1人でやり続け、習得した技術が
1万円にしかならんのか。涙が出てくる。
— 骨オヤジ (@honeoyaji) 2016年10月10日
「もう一度作って貰ってその過程を逆再生にしてクイズにしたい」という某有名番組だそうです。
作業日数が1週間フル稼働としたとして、
30万円とかにはなるんだろうな、と感じます。
30万円でも安いのかな。。
とりあえず制作がどんな収益構造か理解して仕事していれば、
1万円でオーダーするなんて事はないはず。
特にテレビ制作会社の交渉は広告になる事も武器にするので、
高慢な態度とみられても仕方ない。
ただ、こういった交渉は商売では日常茶飯事です。
やっぱり憤りや悲しみを感じる事はありますが、
お互いさまではあるので、気に留めないのが一番です。
以前ブログでも書きましたが、
買い物は受け身で価格を認識してしまうんですよね。
値札があれば目の前の価格を信じるし、
安い比較があれば、その数パーセント圏内で交渉する。
何かの基準に依存して勘定します。
作るのはこれぐらい大変だろうから、
自分だったらいくらぐらいもらえないと商売にならないだろうな、
とは、なかなかなりません。
今回はきっと労力を考える訓練がされていないだけで、
他の提供者も1万円だから1万円でどうですか?
という無邪気な交渉なんだと思います。
1万円でオーダーするという仕事に受け身で頑張っているだけ。
例えるなら、アイヒマン化しているのです。
そこには悪意なんてありません。
沢山交渉していれば
誰しも一度は、そっち側にはなっているはず。
そういう交渉の場に遭遇しては
教訓にして気を引き締めるしかない。