販売会社と制作会社の商売の違いについて

コラム

SNSで流れてきた記事

「フォントって字でしょ?」衝撃のセリフに反応するWeb業界

であったのですが、

え?字でしょ?フォントって字でしょ?なんでお金かかるの?
あーもういいいい、普通のでいいですよ、ほらこのメールとかで使うゴシック体のやつで、なんとかポップとかでもいいですよ、
字に金かかるってオカシイでしょ

という会話を電車内で耳にしたそうです。

 

WEB業界の人達が呼応していましたが、

ボクも共感できる部分はあるなぁ。と感じたのでブログ記事にしてみます。

 

お客さまの業界にもよりますが、

無料のフォントや写真で良いデザインが作れると考えているお客さまは、かなり多いです。

 

無料だと思ってご要望されたものに対して、金額をお伝えすると、

「あーもういいい、無料ので。なんでいちいちお金が掛かるの?」と、

嫌悪感を抱かれる方も多いです。

この気持ちは凄く分かります。自分も知らない業界相手なら同じ反応するはずです。

 

フォントなどは、一応分かりやすくモノがあるので良いですが、

もっというと、ちょっとしたサービスについても、

業者なんだから無料で普通やるでしょう、という感覚は多いです。

 

この「普通」を行う事が合理的である商売と、そうでない商売があるんですよね。

どちらかというと現代は「普通」が出来る商売が多いので、

自分も最初は、すんなり料金が決まらない仕組みにストレスを感じた方です。

 

ボクはWEB業界の前に、営業マンが偉い!という感じのコテコテの商社で営業やってました。

商品を仕入れて売る「販売」を主体とする商売では、

10個売れるのと1000個売れるのと、圧倒的に利益が変わってくるので、

1000個以上売れそうなお客さんには、値引のほか、色んな優遇を行えます。

 

例えば、接待はもちろん、

呼ばれたらすぐに訪問する。

店頭で売れやすいようにポップを作ったり。

店員さん向けの講習をメーカーに依頼して企画したり。

これらサービスには価格はありません。

 

年収500万円の社員が半分の時間(つまり250万円の投資)を

無償でそういったフォローに費やす事で、

純利ベースで数倍~還元される可能性が全然ありえるので

積極的に無償サービスを仕掛けるのも営業の仕事でした。

 

それが、WEB制作業界に来て気付いたのは、

決まった商品を売るなら10個も1000個も営業経費や工数はさほど変わりませんが、

制作会社の場合、売上が100倍なら100倍の制作者の人件費が掛かるのです。

 

売れるほど、人を確保しなければならない。

人を確保するほど、品質を保つマネジメント工数も重要です。

 

制作会社の収入は、基本、実働以上でも以下でもない為、

比較的「これぐらい無料でやってよ~」に応じづらいんです^^;

 

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