今から10年ぐらい前に発行された本で、
日本でもミリオンセラーになり、不動産、株、先物などの投資や、
不労所得、起業など様々なブームに火を付けた本として有名です。
本棚を整理していて、久しぶり読んでみようか、
と思い、最近、再び読みました。
この本を知った頃は、
今よりも本を読むのに慣れていない頃で
本屋に並んでいても自分から読もうという気にはなりませんでした。
それでも読もうと思ったのは、
センスを信用できる友達が熱心に薦めてきたのと、
タイトルからして、何となく金持ちになる知恵が手に入る気がしたからです。
でも、そこで書かれているのは、
「お金を汚れたもの扱いするな」
「お金はただの紙。恐れるな」
「自分のビジネスを持つべきだ」
「お金の為に働くべきじゃない」
「働く努力よりも、頭の努力をしろ」
など、要は、お金に対するスタンスなど。
「じゃあ、どうすれば金持ちになれるの?」
という問いには、
「それは自分で考える部分です。」と、本は冷たく示している。
当時読んだ、私の頭は混乱しました。
世の中には働かなくても、お金が入る人がいて、
貴方もそういった不労所得者になれる。
そんな、欲求を煽るような本でありながら、
具体的な事は一切書いてないし、
何を始めれば良いのかも分からない。
一番聞きたい部分は、ぼかしながら、
なんなんだろう、この無責任な本は?と、
ちょっとした苛立ちさえありました。
でも、読み終わって気付いたのは、
そうやって、楽して他人から、
金持ちになる方法を教えてもらうんじゃなくて、
自分の責任で、自分のアイデアで、稼げ。
という事を、多分、この本は言っているんです。
今再び読んでいて、
僕を起業させてくれた一冊なんだなー、としみじみ思います。
そして、今から先の目標を再認識させてくれます。
影響を受ける受けないは、ともかく、
読んでない人は、是非一度は読んでも損じゃないと思いますよ。