5年くらい前のフリーター時代、
バーテンダーのバイトをしていた事があるのですが、
カクテルの原価といえば、20%以下が通常でした。
例えば、
ギムレットは700円。
大まかにいえば、
ギムレットは、
ジン45ml、ライムジュース15mlで作られます。
酒屋に行けば、ビフィーター750mlは
1500円前後で買えるはずです。確か。
単純計算すれば、
45mlは100円弱。
ライムジュース15mlで、
仕入れ値が多少変化しても
合計100円強でギムレットは作れる計算になります。
ギムレットは
シンプルがゆえにバーテンダーの腕がよく分かると言われる
実は難しいカクテルですが、
自分で作っても、それなりに美味しいと思います。
カクテルに使うお酒は、どこでも簡単に手に入りますし、
ちょっと計算すれば原価も分かります。
じゃあ、なんで7倍近いお金を支払って飲むのか??
答えは単純で、
7倍近いお金を支払って飲むに値する内容を提供しているからですよね。
店の雰囲気から、接客、場所、いろいろ。
色々な仕事をしましたが、
飲食ほど誰でも提供できるモノなのに
かなり費用を上乗せしても成り立つ商売はないかもしれません。
だからこそ華々しくも厳しい業界なんですよね。
経営者の工夫や知恵は豊富な業界です。