ウサギはなぜ嘘を許せないのか?

BookOffの100円コーナーに毎週必ず寄るのですが、
今日は「さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 」の
山田真哉氏監修という事で期待して買った図書。

「ウサギはなぜ嘘を許せないのか?」

期待通り面白かったので、ブログのネタにします。
(以下、ネタバレ含む)

内容としては、
会社のコンプライアンス(法令遵守)は、
守った方が良いよ、
という教訓本になるのかな?

ズルや嘘を許せない
ウサギに取り付かれた主人公が、
ちらっと魔が差しそうになると、
ウサギに小突かれ
改心しながら成長していく話し。

主人公は正直者をつらぬくせいで会社をクビになったり、
それに反してズルをする友人が出世していき、
「正直者が損をする」状態が続きます。

もちろん、最後にどんでん返しがあるのですが。

それは水戸黄門のように、
とても小気味良い話しですが、
話しがうますぎというのは払拭できない。

そういう意見を見透かしてか監修者の山田氏はあとがきで、
「でも、たとえ実際の話しでも、その人が特別だから出来た、とか難癖つけるでしょ?」
と的を得た意見を述べている。

山田氏も述べてますが、
ズルをした事ない人なんて一人もいないと思います。

しかし、ズルをする危険な点は中毒性。
一度ズルをしてトクした状態に慣れると、
トクをしない地道な状態を損したように
感じてしまう点だと思います。

そうなると、バレて目が醒めるまで中毒は続く。

最後までバレずにズルを全うして、
死ねまで幸せだったという人も
中にはいるでしょうけど、
そんな確率って宝くじに当選するより低いはず。

と、なると正直に生きていた方が、
賢い生き方なのかもよ、
というのも示しているかも。

それに、ウサギは自分の中の
「天使のささやき」のようなもので、
それに従う事は、気分が良いものかもしれません。

勘違いでも何でも、
自分自身が「正しい事をしている」と
自信を持ったら案外成功しやすいかもしれませんね。

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