またまた前回の続き。
単語というのはブランディングに必要です。
『ブランディング』を説明すると、
広告やマーケティングの業界では当たり前に使われる用語ですが、
知らない人には、何それ?ですよね。
簡単に言えば、ある商品や人や会社のブランド化を意味します。
『ブランド』と言うと、単純に今思いついたのは、
「ルイヴィトン」とか「シャネル」といったビッグネーム。
恐らく日本国内の8割以上は知っている名前ですよね。
ブランディングの要素には、
何かのイメージを植え付ける事も含まれます。
上記などでは、感じる人によって様々ですが、
『高級』『高品質』『人気のある』などがあると思います。
「あるモノの名前をイメージと共に知名度を上げる」のが、
ブランディングと言えます。
そう、だから、
昨年、某知事が議会で発言した
「どげんせんといかん」
という言葉もブランディングの一つ。
意味は、「どうにかしなきゃいけない」という、
古い良くない習慣を断ち切ってくれそうな言葉。
何か新しく変わろうとしている、と思わせる言葉。
その言葉がキャッチフレーズになり、
宮崎県が「変わろうとしている県」というイメージを植付け、
色々な県内の商売でも好影響があったはずです。
要は、認知度を上げる為には、
今まで関わってこなかった人を関わらせるのだから、
まず感情を動かす言葉や単語が必要なんです。
もちろん、その単語はターゲットにだけ響けば良い。
上記の例で言えば、
ターゲットは日本国内で良いから、
『方言』に何となく人間的なイメージを感じる日本国民には
もってこいのブランディングワードですよね。
ターゲット外からは、
「何、当たり前の事、大げさに言ってるの?」
「あまり斬新じゃないなー」
「そういうのって、あまり面白くないんじゃない?」
「狙いが分からない」
全然それで良いんです。
ターゲットにだけ新鮮さがあったり、
感情を動かす何かがあれば。
とにもかくにも、
「新しい世界に踏み入れる、踏み入れさせるには単語から」
と、思います。