単語 ③

またまた前回の続き。

単語というのはブランディングに必要です。

ブランディング』を説明すると、
広告やマーケティングの業界では当たり前に使われる用語ですが、
知らない人には、何それ?ですよね。

簡単に言えば、ある商品や人や会社のブランド化を意味します。

『ブランド』と言うと、単純に今思いついたのは、
「ルイヴィトン」とか「シャネル」といったビッグネーム。
恐らく日本国内の8割以上は知っている名前ですよね。

ブランディングの要素には、
何かのイメージを植え付ける事も含まれます。
上記などでは、感じる人によって様々ですが、
『高級』『高品質』『人気のある』などがあると思います。

「あるモノの名前をイメージと共に知名度を上げる」のが、
ブランディングと言えます。

そう、だから、
昨年、某知事が議会で発言した
どげんせんといかん
という言葉もブランディングの一つ。 

意味は、「どうにかしなきゃいけない」という、
古い良くない習慣を断ち切ってくれそうな言葉。
何か新しく変わろうとしている、と思わせる言葉。

その言葉がキャッチフレーズになり、
宮崎県が「変わろうとしている県」というイメージを植付け、
色々な県内の商売でも好影響があったはずです。

要は、認知度を上げる為には、
今まで関わってこなかった人を関わらせるのだから、
まず感情を動かす言葉や単語が必要なんです。

もちろん、その単語はターゲットにだけ響けば良い。

上記の例で言えば、
ターゲットは日本国内で良いから、
『方言』に何となく人間的なイメージを感じる日本国民には
もってこいのブランディングワードですよね。

ターゲット外からは、
「何、当たり前の事、大げさに言ってるの?」
「あまり斬新じゃないなー」
「そういうのって、あまり面白くないんじゃない?」
「狙いが分からない」

全然それで良いんです。

ターゲットにだけ新鮮さがあったり、
感情を動かす何かがあれば。

とにもかくにも、
「新しい世界に踏み入れる、踏み入れさせるには単語から」
と、思います。

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