大学を優秀な成績で卒業した青年が
なぜか音信不通になり、
アラスカを目指して旅をする、
典型的なロードムービー。
実話を元に、
名優ショーン・ペン氏が監督した作品です。
主人公は
ロード・オブ・ドッグタウンなど
良い作品に恵まれている、
若手俳優のエミール・ハーシュ氏。
優等生の青年が、
音信不通になってワイルドな旅に出る、
という設定だけでも期待させてくれますが、
やっぱり心にズシリと来る映画でしたね。
ロードムービーは、
抑揚や刺激が足りなくて
好きじゃない人もいるかもしれませんが、
私はとても好きな映画ジャンルです。
目的地へ向かう旅の高揚感がありつつ、
旅の途中の出会いと別れが、
寂しさや楽しさを彩り、
なんだか人生っぽくて良い。
「イントゥ・ザ・ワイルド(荒野の中へ)」
という部分だけで見れば、
この主人公よりも、もっと凄い冒険者は
沢山いるかもしれません。
でも、やっぱり私には出来ない旅の仕方だし、
とても憧れる「自由さ」はありますね。
いやあ、
何だかホント旅に出たくなる一品でした。