結構前のテレビ番組で、
矢沢栄吉さん&イチローさんの対談がやっていました。
その中でイチローさんが、
「上から教えを言ってくる人って、『もうギリギリ』なんだな、と見えてしまう。
それに比べ、矢沢さんのような現役を続けている人の教えは、
同じ目線でモノを見ようとしてくれる。」
というような事を言っていました。
あれだけ注目される選手です。
沢山の人からアドバイスを受けるのでしょうね。
そりゃあ、もううんざりしすぎるくらいに。
自分よりも若く可能性を秘めている人を見ると、
余計なアドバイスや、
余計な世話をしたくなってしまうのも分かりますよね。
でも、この
「『もうギリギリ』なんだな、と見えてしまう。」
というコメントは、なるほど、と感じれる新鮮なコメントでした。
僕は『自分』に対しては諦めていないのですが、
数多くの分野で諦めたものはあります。
諦めた途端、淋しさから余計な事まで言ってしまう、
のは経験あります。
しかし、この時の矢沢栄吉さんは、
齢が半分くらいの相手に対し、
やはり同じ目線で話している感じでした。
純粋にイチローさんに興味を持つ感じで。
あの年齢でライブをこなす時点で、
(僕なんか大学時代30分程度のライブで軽く酸欠でした)
人格なんて無くてもリスペクトなのに、
やっぱり長続きできる人は頭が良くなきゃダメなんだな、と実感。
2008年はステージに立たない、
というのは、さすがに情熱が切れてしまったのかもしれませんが、
それでも36年走り続けた、この人をイチローさんが憧れるのも無理ない。
何か話しがズレましたが、
要はアドバイスをするって、
凄い沢山の視野を持ってなきゃダメだし、
現在、戦ってる人からの方が響きやすいんだろうな、と思いました。
まあ、この対談、ずいぶん前の話しなんですけどね。