「水曜どうでしょう」という大泉洋さんの
北海道の伝説的なローカル番組。
僕も全部は見てないですが、
一部見た事があります。
最近、知人との会話の中で、
その「水曜どうでしょう」が、
最初は3人のトークが噛み合ってなかったけど、
徐々に打ち解けて面白くなっていった、と。
それが、全国に火が付いて、
大泉洋さんは全国区になったんだそうな。
雑にまとめると、こんな感じの話しを聞きました。
テレビ業界は詳しくないですが、
視聴率とか凄いシビアですよね。
番組の成長を待ってくれない。
面白くなくて視聴率を取れなきゃ、すぐ終了。
もし、この「水曜どうでしょう」が
最初から全国区でスタートしたら、
伝説の番組にならずに終了していたんだろうと思います。
企画の段階では、
とてつもなく面白い番組になりそうで、
とてつもなくワクワクしてスタートしたはずです。
でも、なかなか面白くならず、
試行錯誤しながら年月を掛けて、
独自のスタイルになったのかと。
恐らく、いきなり全国区で視聴率を取れる企画って
ごく一部の天性のある人にしか出てこないアイデア。
というよりも、そもそもアイデアが出てくる時点で、
ディテールから、しっかりと考えられているんだと思います。
大抵のアイデアは、
とんでもなく素晴らしく感じても
実際走らせてみるとイマイチで、
時間を掛けて軌道修正しなきゃならないと思うんです。
その年月は半年程度のものもあれば、
4、5年掛かるものもあると思う。
あまりにも厳しい環境の中では、
そんなものは待たれずに
強制終了になるんです。
ビジネスも一緒。
大企業だと即捨てているビジネスって多いです。
中小は、そこを、つまりニッチマーケットを
見つけて時間を掛けて
広げるしか活路が無い。
政治もそうなんだろうなーー。
アイデアは頑張ったけど、
実際に走らせてみると違う。
2、3ヶ月で沢山批難される。
税金を払ってるんだ、なんやかんや・・・・・。
恐らく時間を掛ければ
実を結ぶ政策もあるんでしょう。
でも、数ヶ月で結果を!という
過度の厳しさが、
それらの芽を潰し、
改革のチャンスが消え、
悪い習慣や変な成功法則が定着し・・・・
そうやって、
みんな最善を尽くしてるはずなのに、
気付くと国は滅びていた・・・
というのが、歴史から見てとれる。
絶対的な国なんてないですからね。
だから、
自分のアイデアに信じ切って
新しい事始めるぞ!ってパワーが
常に必要不可欠だと思います。