マーケティングは
「マーケット(市場いちば)」+ 「ing」 。
つまり「市場(マーケット)を作る」事です。
では、市場(マーケット)について何だろう?
市場というと、東京なら築地なんか思い浮かべて
あんな大規模なの作れないよ、って思っちゃいますよね。
市場(マーケット)とは、「売り手と買い手」の出会いの場
「買いたい」か「売りたい」のどちらかの目的で訪れる場所が
市場(マーケット)です。
逆に言うと、「買いたい人」と「売りたい人」が集えば
規模なんて関係なく市場(マーケット)です。
「お金」が流通しているお蔭で、
物々交換よりも取引がしやすい現代は、
「売りたい側」の方が多い傾向があります。
マーケットが存在しても、
「売りたい側」しかいなければ、マーケットとして成立しません。
そこで、現代のマーケティングの傾向は
「買いたい人」をどうやって集めるかという意味が出てきます。
そこでマーケティングの傾向の代表例の内の2つを説明。
1.「買いたい人」が集まる場所(マーケット)を作る。
- 「買いたい人」に気付いてもらえるマーケットにする
- また来たくなるようなマーケットにする
- 欲しいものが何でも揃ってるマーケットにする
- 友達も連れてきたくなるマーケットにする
など、とにかく「買いたい人」が来たくなる工夫をするのはマーケティングの重要な要素ですよね。
2.「買いたい人」がいる場所(マーケット)を探す。
- 「買いたい人」が好む傾向(色や価格帯)をリサーチ
- 「買いたい人」からアンケートを集める
- 「買いたい人」が好感を持っているブランドを調べて真似する
など、
データが大好きなマーケッターはこれを参考にして、
次に販売する物をマーケット(買いたい人がいる場所)へ寄せます。
市場(マーケット)は、もはや場所ではない。
現代では、遠くまで移動しやすいし、遠くから取り寄せもしやすい。
また、遠くの街に存在を知ってもらえる各種メディアも整っている。
そうなると、
場所的な 市場(マーケット)だけでなく
嗜好的な 市場(マーケット)も
マーケティングの対象です。
場所ではない新しい市場(マーケット)を作るには、
とにかく商品の存在を知ってもらう事が先決です。
そして、商品が知られれば、
目には見えませんが市場(マーケット)が出来ます。
市場を「へぇー」と素通りする人もいれば、
「ほぉー」と興味を持つ人もいる。
興味を持ってもらえても、
昨日まで欲しかったのが、
今日になったら全然欲しくないなど、
そんな変化も目に見えない市場(マーケット)。
そこで、
現代のマーケティングは、
A 注目してもらえる工夫をする Attention
I 顧客が興味を持つような工夫をする Interst
D 欲しいなぁ、と思える工夫をする Desire
M 名前と欲しい気持ちを忘れさせない工夫をする Memory
A いつでもどこでも買いたい時に買える環境を整える Action
といったAIDMA(アイドマ)心理に合わせて
マーケティングの工夫をするのがベースになっています。
[参考] AIDMA(アイドマ)の法則