スティーブジョブズ氏の本は、
全てのビジネスマン、
全てのデザインに関わる人、
全てのテクノロジーに関わる人
に読んで欲しい。
氏の信念は、
他には無い美しい商品を
世の中に送り出すこと。
その信念を実行する為には、
無礼な振る舞いも非道な振る舞いも躊躇しない。
無能だとみなした相手は徹底的につぶしにかかる。
技術や美感覚を直感だけで捉えるため、
現場を乱す行為も多い。
また、強いこだわりのせいで、
赤字になる事も多い。
指示した「青」じゃないと怒り狂っていたら、
指示通りだったことを部下に証明されてしまったり、
ジョブズ氏の指示はリスクあると判断し、
内緒で動いていた部下のおかげで救われることも。
また、
他の人間の功績を自分が考えたかのように振舞う事も多く、
相手のアイデアが良いと感じても、
まずは「そんなのはクソだ・・」と否定して、
気づくと自分のアイデアとして取り込んでしまったり。
ホント、氏の態度の多くを読めば読むほど
イカれたクソったれ野郎に感じる。
でも、ここぞという動きは頼もしく、
社内の人間の技術や提案が最高だと感じれば、
どんな人にだって電話をすぐに掛け、
アポを取り、交渉し、良い条件を持って帰ってくる。
PC業界はいうまでもなく、
ipodで音楽業界も、
iphoneで電話業界も、
ピクサーで映画業界も、
また商品発表のプレゼンテーションも革新した。
とても人とは思えないような無情さも際立つが、
その世の中への貢献もそれ以上に際立つ。
大きなビジョンの成せるワザなのかもしれない。
悪い部分も、良い部分も、
ここまで徹底できる人は
世の中にはほとんどいないのは間違いない。
このカリスマ性は、やっぱり魅了されずにはいられない。