前回のちょっとした続き・・・・
今いる業界の用語や単語を
分からない相手にも遠慮をせず、
発し続けるべきです。
(もちろん、フォローは必要ですが。)
というのは
赤ちゃんに言葉を覚えさせる為に、
それまでファーストネームで呼んでいた配偶者を、
ママとかパパとか呼んだり、
お父さん、お母さんと呼んでいた両親を、
お爺ちゃん、お婆ちゃんと呼び替えますよね?
また、よく英語の直訳はあるが、
文化の違いによるズレにより、
結局、カタカナ英語のままの方が
スムーズに認識される言葉が多い。
例えば『マーケティング』は直訳すると『販促活動』になるんでしょうが、
やっぱり、『マーケティング』と言う方がしっくり来る。
しっかりした直訳はまだ無いし、
出来ても馴染むまでに半世紀は掛かるでしょう。
共通の理解を得る為には、
やはり、あまり訳さず、ありのままの単語を
吸収してもらうと、その後がスムーズだと思います。
好奇心のある相手であれば、興味深々になる。
『IT』ってどう読むの?『いっと?』『あいてぃー?』
聞き慣れないけど、何か凄そうだな、みたいな。
森元首相が『いっと革命』という天然ボケ発言のお陰で、
メディアが食いつき、『IT』自体の認知度も高まり、
日本のIT化促進に一役買ってるはずです。
今よりIT化が遅れてたら、確実にアジアの中でも置いてきぼり。
笑い事じゃなくて、森元首相は凄いと思います。
話しを元に戻すと、
とにかく単語や用語というのは、
「新しい考え方」を吹き込む為の道具になります。
「なに、それ?」
「あ、また言った?」
「なんか当たり前に単語が出てきてるぞ」
と、思わせる事からスタート。
気になれば質問するか、後で調べよう、ってなるでしょう。
ちょっとした常識人になると、
相手に分かりやすくする為、
「業界かぶれ」や「格好付け」と思われたくないから、
業界の用語を使う事を避けるというのは、
よくあると思います。
でも、そんな事考えず、
理解してもらう工夫をしながらも、
ちゃんと向き合って使うべきだと思うんです。
相手が共通言語を覚えてくれた後は、
仕事もスムーズだし、
余計な事に気を取られずに打合せが出来る。
私の場合は、私自身が慣れていなかった、
『マーケティング』という言葉を、
一刻も早く馴染む為に意図的に頻繁に使いました。